「UXが拓く新しいデザインの世界」特集への論文投稿のご案内

情報処理学会デジタルプラクティス編集委員会

本特集ではUX (User Experience)に関連した、著者ご自身のプラクティスにもとづく論文を募集します。

UXについては、まだ関係者が納得して共有できる定義は存在していませんが、2011年にはUX白書が刊行されました。そこに書かれている内容などを参考にすると、UXを目指したデザインは次のような特徴を有していると考えられます。
(1) それが登場する以前に目標とされてきたユーザビリティよりも広い概念である。
(2) 製品品質の重要性もさることながら、利用品質が重要となる。
(3) 設計関係者だけでなく、企画担当者やマーケティング担当者にも関わりが深い。
(4) 従来の品質特性だけでなく、嬉しさや楽しさなどの感性面も重視される。
(5) 期待から購入、そして短期的利用、長期的利用を経たロングスパンのものである。
(6) 市場への迅速な対応のために、短期的な設計開発が求められる。

こうしたUXを志向したデザイン(設計)を行うためには、ISO9241-210:2010が指摘しているように、多様な専門分野の人々が、利用者を巻き込みながら、連携的に、そして反復的に作業を行う必要があります。しかし、ISOの規格で規定されている通りにはなかなか実行できないのが現場での悩みどころかと思われます。

そこで、本特集では、UXを目指す新しいデザインに携わっている方々ご自身が、どのような点に配慮して実際のデザインワーク(設計作業)を行っているか、その活動事例とそこで得られた知見(プラクティス)を集めたいと考えました。考えられる切り口としては、
・従来のユーザビリティ活動とはどのような点が変化したか
・エンジニアやデザイナだけでなく、人間工学専門家やマーケティング担当者など、多様な人材がどのように協力しあってデザイン(設計)を行っているか
・企業の組織における意識改革はボトムアップで行われているかトップダウンで行われているか
・感性面の重視は、どのような形で具体化してきたか
・長期的なスタンスは、実際にはどのような形で行われているか
・リーンスタートアップやアジャイルUXなどの新しい取り組みは成功しているか
などがありますが、もちろんこれらに限ったものではありません。

多くの皆様からの投稿をお待ちしております。


投稿要領

(1) 論文の執筆要領
論文執筆にあたっては、 「情報処理学会デジタルプラクティス」原稿執筆案内をご一読のうえ、 「情報処理学会デジタルプラクティス」原稿テンプレートによりご投稿ください。原稿は電子メールでデジタルプラクティス担当(editdp"at"ipsj.or.jp)宛てにSubjectに特集名を記載して送信してください。
(注)上記メールアドレスの"at"は@に置き換えてください。
掲載料については こちらをご参照ください。

(2) 投稿締切:2015年2月5日(木)17:00

(3) 掲載特集号:2015年10月号(Vol.6 No.4)

(4) 特集エディタ:黒須正明(放送大学)、藤瀬哲朗(三菱総研)

(5) 特集号編集委員
編集委員長:平田圭二(はこだて未来大学)
副編集委員長:茂木 強(科学技術振興機構)、吉野松樹(日立)
編集委員:青山幹雄(南山大学)、赤津雅晴(日立製作所)、伊藤 智(産業技術総合研究所)、位野木万里(工学院大学)、浦本直彦(日本IBM)、海老原吉晶(オムロン)、黒橋禎夫(京都大学)、齋藤正史(三菱電機)、澤谷由里子(早稲田大学)、住田一男(東芝)、谷口倫一郎(九州大学)、中野美由紀(芝浦工業大学)、中村祐一(日本IBM)、平木 敬(東京大学)、平山雅之(日本大学)、福島俊一(NEC)、冨士 仁(NTT)、藤瀬哲朗(三菱総研)、藤原陽子(日本IBM)、峯松信明(東京大学)
アドバイザ:喜連川優(国立情報学研究所・東京大学)


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