「ヘルスケアの現場を支えるIT」特集への論文投稿のご案内

 情報処理学会デジタルプラクティス編集委員会

近年重要性が増す医療・介護・健康分野においてITを活用する取り組みや事例についての論文を募集します.
 
医療・介護は,少子高齢化社会に向かう国々では共通の深刻な課題となりつつあります.疾病が重症化してから,あるいは高度な介護が必要になってからでは,対策の選択肢は極めて少なくなります.社会保障の改善を目指すならば,健康な時期から,あるいは遅くとも疾病が軽症な時期や介護の必要性が小さい時期に対策を講じる必要があります.そしてこの時期の対策には正確な現状把握と将来の予測が必要で,その鍵となる技術は情報技術です.
一方で,情報技術も進化を続けています.一昔前では機関毎に独立したシステムが当たり前だったのが,今ではWebやクラウドコンピューティング技術の台頭により機関やサービス間の連携が技術的に容易になってきています.また無線センサデバイスやスマートフォンといった携帯機器の普及により,医療・健康に関する大量のセンサデータが取得可能になりつつあります.これらの新しい情報技術の潮流は,ビッグデータマイニングやそれに対応した医療統計学,システムのディペンダビリティ,セキュリティとプライバシ,データ互換と標準化,医療機器認定に相当するQoSの確保,といった新たな課題を情報技術分野にも突きつけています.このように新しいフェーズに入った情報技術を活用し,医療・健康・介護における課題先進国・日本において先駆的な取り組みにチャレンジを続け,その知見を共有できれば,特にアジア圏において強みを発揮できる健康サービス産業を創成することができるでしょう.

本特集では社会的に極めて高いニーズがあると考えられる「医療・介護・健康」分野において
・すでにこの分野で活動しており,現実的な課題を抱えている方
・この分野への参入に興味があり,どのような課題があるか知見を得たい方
にとって有益な指針となることを目的として,すでに実証,実現している技術やサービスのプラクティス(実装・実現において共有すべき試行錯誤や創意工夫などから抽出された知見)に関する論文を募集いたします.もちろん時系列情報の取扱いや,大容量のデータ処理,あるいは数十年にわたるデータの意味的整合をとるための技術,医療の専門家と非専門家のコミュニケーションなど,細分化されたテーマに関するプラクティスも歓迎いたします.
 
情報処理学会デジタルプラクティスでは,論文の内容をより良くするため編集担当者と共同推敲するプロセスを導入しています.論文執筆に不慣れな方からのご投稿も歓迎します.文章にまとめて論文として公開された知識や経験は,時間や空間を越えて,同様の問題意識を持つ組織にとって貴重で実践的な道しるべになり得ます.同時に,執筆された方ご自身にとっても,業績を正確に振り返るための資産となります.
 
多くの皆様からのご投稿をお待ちしています.
 

投稿要領

(1) 論文の執筆要領
論文執筆にあたっては, 「情報処理学会デジタルプラクティス」原稿執筆案内をご一読のうえ, 「情報処理学会デジタルプラクティス」原稿テンプレートによりご投稿ください.原稿は電子メールでデジタルプラクティス担当(editdp"at"ipsj.or.jp)宛てにSubjectに特集名を記載して送信してください.
(注)上記メールアドレスの"at"は@に置き換えてください.
掲載料については こちらをご参照ください.

(2) 投稿締切:2012年11月5日(月)17:00

(3) 掲載特集号:2013年7月号(Vol.4 No.3)

(4) 特集エディタ:山本隆一(東京大学) 井上創造(九州工業大学)


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