「社会に浸透する画像認識」特集への論文投稿のご案内

情報処理学会デジタルプラクティス編集委員会

本特集では、実社会での利活用が進んでいる画像認識技術に関し、著者自身によるプラクティスに基づいた論文を募集します。

生物は長年にわたる進化の過程を経て、強力なパターン認識能力を獲得してきました。人間が外部から受け取る知覚の8割以上は視覚情報といわれるように、実世界を視覚で捉えて判断することは、生物が生きるために必要な食物を得たり、あるいは捕食される危険を回避する上で、極めて重要な役割を担っています。

この視覚情報を工学的に取り扱う画像認識技術は、コンピュータの処理能力の向上に伴って進展し、産業の効率化、社会の安全安心、あるいは快適性の向上などに利活用されています。目視作業という単純作業から人間を解放するだけでなく、人間の判断を支援したり、人間が取り扱えないほどの大量な画像を解析したりすることで、これまで得られなかった新たな価値を提供できると期待されています。

近年は、機械学習の進展によって、画像認識技術は新たな局面を迎えています。これまで、機械学習は識別器の設計に用いられてきましたが、深層学習によって特徴抽出器の自動設計まで可能になってきました。認識対象を限れば、人間の認識精度を超えるとの報告もなされていますが、その一方で、大量の学習データが必要になり、このことが実利用に向けての大きな課題にもなっています。

本特集号では、このような画像認識技術の新たな展開を見据えて、画像認識技術の実問題への適用に際して著者自身が実践した事例の紹介、そこから得られた知見や新たな提案などを、プラクティス論文として幅広く募集いたします。最新の機械学習技術の画像認識への応用、画像認識技術を実問題へ適用する際の工夫、あるいは理論としての体系化は難しいが精度改善に有効なアイディアなど、これまで論文にまとめられなかった事柄でも結構です。プラクティスとして情報を共有することで、画像認識技術のさらなる発展を迎える契機となれば、本特集はより意義深いものとなるでしょう。

応用分野の例:
文字図形認識、バイオメトリクス(指紋、顔、虹彩、静脈など)、
医用画像診断、FA用欠陥検査、映像監視、ロボットビジョン、衛星画像解析、
車載画像認識、交通監視、物流管理、情景認識、など

多くの皆様からの投稿をお待ちしております。


投稿要領

(1) 論文の執筆要領
論文執筆にあたっては、 「情報処理学会デジタルプラクティス」原稿執筆案内をご一読のうえ、 「情報処理学会デジタルプラクティス」原稿テンプレートによりご投稿ください。原稿は電子メールでデジタルプラクティス担当(editdp"at"ipsj.or.jp)宛てにSubjectに特集名を記載して送信してください。
(注)上記メールアドレスの"at"は@に置き換えてください。
掲載料については こちらをご参照ください。

(2) 投稿締切:2016年8月5日(金)17:00 (受付終了しました)

(3) 掲載特集号:2017年4月号(Vol.8 No.2)

(4) 特集エディタ:佐藤 敦(NEC),福島俊一(科学技術振興機構)

(5) 特集号編集委員
編集委員長:吉野松樹(日立)
副編集委員長:茂木 強(科学技術振興機構)
編集委員:赤津雅晴(日立製作所),伊藤 智(産業技術総合研究所),位野木万里(工学院大学),浦本直彦(日本IBM),海老原吉晶(オムロン),上條浩一(日本IBM),斎藤 忍(NTT),齋藤正史(金沢工業大学),颯々野学(ヤフー),澤谷由里子(東京工科大学),柴崎辰彦(富士通),住田一男(東芝),中野美由紀(産業技術大学院大学),那須川哲哉(日本IBM),平山雅之(日本大学),福島俊一(科学技術振興機構),冨士 仁(NTT),藤瀬哲朗(三菱総研),藤原陽子(レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ),峯松信明(東京大学)
アドバイザ:喜連川優(国立情報学研究所・東京大学)


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