抄録
RO-007
Webページの分類と閲覧時間を利用したコンテンツフィルタリング
◎大井彩香・寺田 実(電通大)・丸山一貴(東大)
本研究ではカテゴリごとの閲覧時間に応じてアクセス制限をかけるフィルタリングシステムを作成した.これにより閲覧意識の自発的な改善・抑止を図り,本来の目的と関係ないWebページを過多に閲覧することの防止する. Web閲覧時にページ分類を行い,あるカテゴリに対し一定時間以上閲覧した場合にフィルタリングによりアクセス制限をかけて閲覧を規制する.また,現在の閲覧状況を常に表示させておく. 結果,カテゴリごとの閲覧時間による制限は柔軟なフィルタリングを可能にし,完全遮断が必要なカテゴリにも対応できることから,本手法は有効である.また閲覧状況が常に分かるのはより直感的で自発的な抑止効果に繋がることが期待できる.