抄録
RM-003
現地調査支援システムにおける複数人同時調査を想定した即時経路探索機能の開発
杉浦史門・中村和彦(オープンコンシェルジュ)・齋藤 仁(東大)・森  聡・福本 塁・中山かなえ・中山 悠(オープンコンシェルジュ)
効率的な現地調査を実施するために,調査地点を巡回する順序や経路をあらかじめ計画し,調査者間で共有することが必要である.ただし計画通りに調査が進捗しない場合,状況に応じて計画を更新・再共有する必要がある.本稿では,即時に調査計画の更新と共有を行うための現地調査支援システムを開発した.本システムは,調査結果の登録時に,登録地点からの経路が最短の調査地点を選定し,経路とともに提示する.よって複数の調査者の同時利用時に,調査状況を共有し,即時的に調査地点の選定に反映することが可能である.実証実験から,複数の調査者の同時利用において,高い即時性と正確な経路表示を実現できることが確認された.