抄録
RK-002
サービスインタフェースモデルに基づいた利用者単位の消費電力測定手法の提案
高橋麻美・根路銘崇・沼尾雅之(電通大)
近年,温暖化対策の目標達成のためにさまざまな取り組みが行われているが,産業部門での減少傾向に対して,家庭部門でのCO2排出量は増加傾向にある.さらに,地域全体での節電対策として計画停電が実施される等,家庭での節電がより重要な課題となっている. 消費電力の値をフィードバックして提示することで,5~12%の省エネ効果があることがわかっており,家庭用の消費電力見える化システムが数多く存在する.本研究ではサービスの流れに着目して,消費電力を利用者と紐付けするモデルを作成し,電力が誰によって消費されたかを測定する手法を提案する.