抄録
RJ-001
テーブルトップインタフェースを用いた食卓コミュニケーションシステムの開発
高尾静日(日テレITプロデュース)・伊藤淳子・宗森 純(和歌山大)
若者のコミュニケーション能力が低下しているという研究結果が報告されている.その原因は対面コミュニケーションの減少にある.本研究では対面コミュニケーションの場として,特にその機能が薄れてきている食事に着目し,ここでのコミュニケーションを支援する.支援する手段として,食事中でも簡単にテーブル上で操作を行うことが可能である,テーブルトップインタフェースを取り入れ,皿の飾り付けや,偶発的なイベントなどによって話題提供を行う.また上記の様な視覚的効果,エンターテイメント的要素を加えることにより,食事をより楽しく魅力的なものにし,生活中での食事の重要度を高め対面コミュニケーションの習慣化を図る.