抄録
O-037
スマートコンセント制御における相互通信
佐藤雄亮・三浦信一・武田利浩・平中幸雄(山形大)
現在の宅内回路ブレーカは規定以上の負荷がかかると契約電力ブレーカに余裕があっても回路を遮断するようになっている。そのため使用電流が大きい電気機器をたくさん繋いでしまいブレーカを落としてしまうことがよくある。  こうした状況を改善するため電化製品の使用電流によって電源回路を自動選択するスマートコンセントが作成された。しかし、そのスマートコンセントを用いて現在のコンセントを置き換えても各々のスマートコンセントが独立に動作した結果、選択する回路が重なってしまったときブレーカーは落ちてしまう可能性がある。本研究ではこうした問題を防ぐためにスマートコンセント間調整のための通信について提案する。