抄録
O-025
ビジネス顕微鏡を用いたコミュニケーション・ロールの指標化の検討
佐藤信夫・辻 聡美・矢野和男(日立)
複雑で流れの速い環境変化の中,経営資源の最適化のためには経営者の敏速な判断が必要である。我々は人材に関する指標を開発することを目指し,組織内におけるメンバのコミュニケーション・ロール(周りに働きかける/話を聞いて調和をとる)の指標を検討した。コミュニケーション・ロールは,周囲の人との対面コミュニケーションの積極性の相対的な差によって認識されていると仮説を立て,ビジネス顕微鏡の行動データから開発したコミュニケーション・ロール指標を評価アンケートと比較したところ,合致率が83.1%であった。