抄録
N-023
個人情報漏えい防止を考慮した学校におけるUSBメモリ貸出システム
◎上枝俊太・納富一宏(神奈川工科大)
近年のコンピュータの普及により,学校でもコンピュータやUSBメモリの使用が当然になっている.また,それらを原因や経路とする情報流出事故も学校で見られるようになり,問題となっている. この問題に対し,多くの学校が様々な対策をとっているが,中にはUSBメモリの使用自体を禁止するという極端なものもある. 本研究では,学校での勤務歴のある者や,神奈川県立総合教育センターに協力を仰ぎ,学校現場の状況に沿い,学校現場で見られる情報流出事故を考慮したUSBメモリ管理システムの検討と開発を行う.本稿では,管理者間でのUSBメモリ貸出状況の情報共有や,返却時のUSBメモリ内のデータのリセットの機能について論じる.