抄録
N-014
作問支援環境を用いた地域固有の知識ベース構築への取り組み
◎菅原遼介・高木正則・山田敬三・佐々木淳(岩手県大)
地域の観光資源や文化についての知識レベルを格付けする「ご当地検定」が地域活性化対策事業として全国で注目されている.しかし,ご当地検定は試験に用いる問題作成等,主催者の負担が大きいという問題があり,事業を打ち切る主催者も少なくない.そこで,我々は検定問題の作成に要する負担軽減と,地域に関する情報を集約した知識ベースの構築を目的として,多様なユーザからの地域に関する問題の投稿と,問題の質の確保を支援するシステムを提案している.本稿では,目的達成の為の具体的な手法と開発したプロトタイプシステムについて述べる.また,盛岡市でのシステム活用事例について述べる.