抄録
N-008
救命処置教育における胸骨圧迫とAED使用方法に関する体験学習支援システムの開発
志村綾華・西村拓也(釧路公大)・竹内美妃(日赤北海道看護大)・皆月昭則(釧路公大)・林 秀彦(鳴門教育大)
近年社会では、院外での心肺蘇生法(CPR)への関心が高まっている。日常で起こりうる院外心肺停止傷病者の救命率は、CPR及びAED使用が的確に行われることにより向上する。 現在、様々な団体が様々な形式でAED使用を含むCPRの普及啓発活動を実施している。しかし、講習の開催地や時間等の制約があるため、時期や場所が受講者の都合に合わない等の問題点が挙げられた。 そこで本研究では、学習者が自身の余暇を利用して拡張現実(AR)で自学自習できる体験学習支援システムを開発した。システムをより実際の救命シーンに近づけるため、複数人でも実施できるようにした。また、本システムの有用性の検証のために、検証実験を行った。