抄録
N-001
局所的に入れ替わりがある絵画資料画像の任意の対応点に基づく比較表示方法の検討
◎川北明広(芝浦工大)・安達文夫(歴史民俗博物館)・徳永幸生(芝浦工大)・杉山 精(東京工芸大)
対応する位置関係が2次元方向に入れ替わっており、かつ隣接していない絵画資料画像がある。対応する位置を比較表示するには、あらかじめ資料ごとの対応する位置に対応点を複数設定しその上で領域を設定して利用する必要がある。この手法を用いて画面の中央が領域内にある場合での比較表示を行う事が可能となった。しかし、画面の中央が領域内にある場合での比較表示をどのようにすれば良いか検討されていない。また、倍率によって全体を比較表示するか描かれている物同士を比較表示するかが変わるため、それが切り替わる倍率について検討する必要がある。本稿では、これらについて検討したため報告する。