抄録
M-053
健康管理支援のためのクラスタリング技術に基づくセンサデータの獲得手法
◎和泉 諭(東北大/日本学術振興会)・高橋秀幸・木下哲男(東北大)
高血圧や肥満などの生活習慣病患者が増加していることから,人々の健康に関する意識が高まってきている.本研究では多人数の対象者(中高齢者)の健康状態を日常的に支えるために必要となるデータを効率的に獲得するため,クラスタリング技術に基づくセンサデータの獲得手法を提案する.提案手法では,センサから得られる対象者に関連したデータを解析して対象者の非日常的な状態を検地し,その結果に基づいて獲得するセンサの選別やそのデータの獲得頻度を動的に調整することで,安定したセンサデータの獲得を可能にする.本稿では提案手法の内容とその有効性について示す.