抄録
L-026
自己組織化マップを用いた音声認証 -男女ごとの適正周波数帯-
◎平澤 翼・納富一宏(神奈川工科大)・斎藤恵一(国際医療福祉大)
PCの普及により、所持できる情報量が増加し、それに伴い強固なセキュリティが求められてきている。しかし、現在の認証方法はパスワード認証や、ICカード認証が一般的である。これらは、紛失や、他人でも承認されてしまう問題がある。 そこで最近、終生不変,万人不同の性質を持つ行動的または身体的な特徴を用いて個人特定するバイオメトリクス認証が注目されている。 本研究では、バイオメトリクス認証の音声認証を用い、男女の音声に含まれる周波数の違いに着目する。ニューラルネットワークの一種である自己組織化マップによる学習を行い、男女ごと抽出する周波数帯を変化させ分析を行う。最も認証精度の高くなる周波数帯を適正とする。