抄録
L-019
インテリジェントシステムに基づく秘匿通信系のパラメータ評価
○清水能理(八戸工大)
対象はカオス秘匿通信系である。秘匿性向上のためファジィモデルで系を構成する。また、非線形フィードバック制御は2つのカオス系の状態を同じにする同期化制御法ある。そして、非同期のカオス系の同期を実現させ暗号鍵に応用する秘匿通信が検討されている。ファジィモデルのカオス分岐パラメータはニューラルネットワークによって学習させるが、カオス同期化制御には系のカオス性を用いており、ファジィモデルのカオス性評価が必要となる。よって、統計的解析手法のサロゲートアルゴリズムを応用したカオス検定法とファジィモデルに対する同期化制御手法に基づき、秘匿通信系を構築する。