抄録
K-072
iPhoneを利用したバリア情報記録・公開システム
◎井上道哉・古山宗亮・長沢可也(湘南工科大)
道路には段差や傾斜が存在している。車いす利用者は、段差や傾斜は障害(バリア)となり、移動が困難になる要因となっている。出来るだけ段差や傾斜が少ない道を利用するにしても、そのような情報を得られる手段は限られている。 本研究は、iPhoneの加速度センサ・ジャイロセンサを段差・傾斜角の取得に利用し、誰でも道路の段差・傾斜の情報を記録し、Webサイトに登録、公開できるシステムを構築した。iPhoneを車いすに固定すれば、日本中で誰でも記録に参加できる。車いす利用者はWebサイトのバリア情報を確認することで、バリアの少ないルートを調べることが可能となる。