抄録
K-034
プログラミング演習における学習者の到達度を考慮した小テスト生成
◎佐藤直崇・原田史子・島川博光(立命館大)
多くの大学では学生がコンピュータの仕組みの構造的な理解を深めるため,プログラミング演習が行われている.演習において学習者は課題を解くためにソースコードを作成する.教員は学習者の到達度を把握するために定期試験や提出されたソースコードの評価を実施している.定期試験では実施回数が低いため教員の負荷は小さいが,試験の出題範囲が広くなり詳細な到達度には適さない.一方,ソースコードの評価は詳細な到達度を把握できるが,教員がソースコードをチェックする負荷は大きい.本論文では,教員の負荷を小さくすることを目的とし,学習者の到達度を考慮した小テストを作成することより,学習者の到達度を評価する手法を提案する.