抄録
K-023
重み付有向グラフを用いたWebインタフェース設計のための操作ログ解析
◎辻本陽平・鈴木育男・山本雅人・古川正志(北大)
近年のインターネットユーザの急速な増加にともない,様々なシステムやサービスがWebアプリケーションを用いて開発・運用されている.したがって,誰もが使いやすいインタフェースを開発することが重要である.本研究では,初心者が使いにくい操作を検出するために,あるWebアプリケーションの操作ログを分析する.ここで,初心者は熟練者に比べ,操作の遷移は類似しているが操作時間に差が生じると仮定する.そこで,熟練度を定義し,操作傾向の類似性が高いユーザ同士の比較を行う.重み付き有向グラフを用い,熟練者と初心者の操作時間の差からWebアプリケーション画面における問題点の解析を行う.