抄録
K-019
要約筆記品質評価システムの改良
○高尾哲康(富山国際大)
講演会やセミナーなどにおける聴覚障害者・難聴高齢者に対する情報保障手段のひとつに要約筆記があり、自治体やNPOなどの支援を受けて要約筆記者派遣活動がひろまりつつある。要約筆記の3原則のうち「正確に」と「読みやすく」の観点から要約筆記者のスキルや要約品質向上のために定量的評価ができるシステムを試作した。このシステムにより、要約筆記者が自己の改善点を容易に見つけ出し、学習することができるようになった。今回、これまでの問題点を洗い直し、性能向上を目指してさまざまな改良を行なったのでこれらについて報告する。