抄録
K-016
「いじめ語指数」と個人名検出を併用した学校裏サイト監視支援システム
○浅田太郎(京都府大)・伏見朋恵(楽天)・吉冨康成・田伏正佳(京都府大)
インターネットの利用者は年々増加し続け、若年層も利用する機会が多くなっている。それと共に学校非公式サイトの数は年々増加し、インターネット上で特定の人の誹謗中傷を行う「ネットいじめ」の件数も増えてきている。現在は学校非公式サイトを監視する企業も現れているが、費用等の問題で企業に依頼することが出来ず教職員が検索・監視を行っている学校も少なくないと言われている。そのような負担を軽減するため開発された既報のシステムをベースとして、本研究では検出された「いじめ語」が人に与えるダメージの程度を表す指数(「いじめ語指数」)を提案し、その指数を用いて通報対象となる裏サイト検出の自動化手法の検討を行った。