抄録
J-048
ウェアラブル歩行特徴分析センサに関する研究
◎細井悠貴・松下宗一郎(東京工科大)
歩行中の運動を高い精度で計測可能な3次元動作分析装置と加速度センサを靴の甲部分に取り付け、歩行運動パラメータの同定を行った。そして、「がに股」とそうでない被験者にて足踏みおよび歩行実験を行った結果、身体に対して左右方向の加速度パターンに関し顕著な差が見られた。この結果、左右方向への加速度は足の横方向の移動量ではなく、「がに股」に見られる歩行中の足の開きを計測している事が示唆され、「がに股」歩行の特徴である外股歩行検出の可能性が見出された。また計測機器の取り付けに関しても足の甲部であれば、センサの取り付け位置の変動に対してほぼ同じ計測結果が得られることが分かった。