抄録
J-014
音楽療法向け多人数協調型音楽演奏シリアスゲームシステムの提案
◎大竹駿希・小林貴之・飯塚梨沙・山田涼平・菅原祐人・杉沼浩司・古市昌一(日大)
本研究は,音楽療法での使用を目的としたシリアスゲームの実現方式に関するものである.一般的に音楽療法では多人数で音楽演奏と運動を行う.参加者には楽器演奏能力が求められるが,誰でも参加可能とするため,我々は先にBBQを提案した.しかし,BBQは同時に最大4人しか利用できない他,着座姿勢で操作するため,運動との組み合わせが困難という問題があった.本提案は,これらを解決するため,室内の空間床面に音色や音程等を操作するための映像を投影し,参加者は映像にあわせて体の位置及び姿勢等に変化を与えることによって,全員で音楽を奏でることを特長とする.本稿では,本方式の提案及び試作システムの概要について述べる.