抄録
J-013
ゲーム空間における人型エージェントの操作感に関する比較研究
高 欣然・服部 峻(東京工科大)・久保村千明(山野美容芸術短大)・亀田弘之(東京工科大)
人型エージェントを利用するゲームにおいては、従来からユーザがより楽しめるために、人型エージェントに対する操作性が重要視されていた。しかしながら、真に楽しいゲームを実現するためには、単に操作性の良さだけではなく、操作性と感情変化の相互作用から生じる操作感にも着目してその改善を測ることが重要である。本研究ではこのような観点から、2種類のインタラクション方式、すなわち、ボタン操作型コントローラによるものと自然言語(音声)によるものとを取り上げ、それらの操作感の差異を実験的に比較検討した。その結果、音声によるインタラクション方式の方が操作が複雑になりがちなボタン式のものより優れていることが確認された。