抄録
J-012
笑い声を利用した盛り上がりのリアルタイム検出
今吉 晃・棟方 渚・小野哲雄(北大)
会話は、人同士のコミュニケーションの基本となるものであり、日常的にも不可欠で 重要なものである。会話中の話者の特徴としては、会話がはずみ盛り上がる時には、 声が大きくなったり笑い声が生じたりする。反対に、会話がはずまなくて盛り上がら ない時には、声が小さくなったり発話と発話の間の沈黙時間が長くなってしまったりする。本研究では、電話で会話中の話者の笑い声、音圧、発話の重なり、沈黙に着目して会話の解析を行い、リアルタイム性のあるアプリケーションを想定した盛り上がり検出システムの開発を目指す。