抄録
I-082
高速度カメラを利用したボールの回転推定
◎鎌田泰毅・竹内義則・松本哲也・工藤博章・大西 昇(名大)
競技においてボールの運動解析は,選手にとってどのようにして技能を向上させたらいいかを知る上で重要である.本研究は,ボールの回転軸と回転数を高速度カメラ画像の処理で推定する手法を提案する.本推定手法では,ボールに付加されたマーカのエッジ点をフレーム毎に抽出し,連続するフレーム間の回転軸と回転数を,ICPアルゴリズムを用いて推定する.本推定手法の精度を確認するため,卓球競技のサーブを対象に実測実験を行い,平均誤差7%という結果を得た.