抄録
I-056
文化財記録ビデオ動画閲覧のためのメッシュスライダインターフェース
◎千田智博・川嶋稔夫(はこだて未来大)
ビデオカメラで撮影された動画のディジタルアーカイブは、静止画撮影に比べ、対象を網羅的に撮影することができ、また、視点を変えながら連続的に撮影されることから前後画像の位置関係や配置を把握しやすい。一方で動画撮影は、撮影者の意図に従って一部分を集中撮影したショットが大半を占めるため、いったいどの部分を視聴しているのか分からなくなるという欠点がある。そのため、閲覧を効果的に支援、補助するシステムの開発が必要になる。撮影された動画の特性を考慮したうえで、文化財等の静物を対象にしたビデオ動画の閲覧を支援し、ユーザの直接的操作を行えるインターフェースを提案する。