抄録
I-033
USBカメラを利用した合成超広角画像用ソフトウェアの開発
◎金野僚一・鈴木昭二(はこだて未来大)
本研究では,2台のUSBカメラを用いて合成超広角画像を取得するためのソフトウェアを提案する.著者らが提案した合成超広角画像システムは,人間の静止視野と同等の広視野の画像取得が可能である.これまでに2台のNTSCカメラを用いて撮像部を試作し,FPGAを用いた専用の画像処理装置を製作した.しかしながら,安価なUSBカメラを利用できない,専用の画像処理装置の入手は容易ではないなどの理由により,手軽に合成超広角画像を取得し利用することができなかった.そこでUSBカメラを利用しPC上で合成超広角画像の生成が可能なソフトウェアを開発し,これまでよりも利用しやすい環境を実現する.