抄録
I-008
衛星画像による黄砂領域の抽出
◎石井雅樹・猿田和樹・寺田裕樹・陳 国躍(秋田県大)
人工衛星を利用した衛星リモートセンシングは地球上の表面を広範囲かつ周期的に観測できるため,植生の分布状況のような地球上の広範囲におよぶ地球環境に関する情報を収集することができる。黄砂は東アジアを中心に広範囲にわたり観測される現象であり,地上観測データだけでは黄砂の広範囲におよぶ空間的な広がりを観測することは困難である。このような広範囲におよぶ現象の空間的な広がりの観測を行うには衛星リモートセンシングが有効である。そこで本研究ではNOAA画像を利用した黄砂抽出法として提案されている3次元ヒストグラムを用いて,MODIS画像から黄砂を抽出する方法について検討する。