抄録
H-070
局所特徴の共起を考慮した映像意味内容の解析手法
○河合吉彦・藤井真人(NHK)
効率的な映像検索のためには、色やテクスチャなどの物理的な特徴量だけでなく、映像に何が映っているのかといった意味内容に基づいた解析が重要である。提案手法では、まず、映像中からグリッドサンプリングによって特徴点を検出し、その周囲から局所特徴量を算出する。次に、算出された局所特徴量の空間的な共起に基づいて特徴ベクトルを生成し、映像内容を学習データに基いて解析する。TRECVIDの映像データセットを利用した実験により、本手法の有効性を検証する。