抄録
H-066
カメラによる体動観測に基づく心理状態推定
スクサコン ブンヨン・青木恭太(宇都宮大)
 本研究では、体動を観測し、心理状態をリアルタイムで推定し、定量化することを目的としている。提案方法は、2台のカメラを使用し、被験者の正面と横側の上半身を観測し、体の動きを注目して心理状態と相関関係を検討する。実験では、被験者の正面と側面にカメラを設置し、モニタで漫画と小説を読んで貰った後、「面白かったか」や「集中して読んだか」等のアンケートを実施する。体動とアンケート結果の相関を分析する。実験結果より、被験者の体の上下への動きが「難しい」や「つまらない」状態などに相関関係が見られる。  将来、教育機関や病院、特に言葉が話せない障害者の支援などに役立てたいと考える。