抄録
H-061
スケルトン特徴判別による知的防犯カメラの開発
宮原 彬・長山 格(琉球大)
平成21 年度前半における強盗とひったくりの発生件数は前年比14%増であり、各種刑法犯罪の中で手早く実行できる犯罪が増大する事態となっている。一般に、これらの犯罪は人目につきにくい場所・時間帯で発生することが多い。そのため、犯罪行為の自動認識・検知を行う次世代型の知的防犯カメラを開発すれば、安価かつ効果的な防犯の実現が期待される。本研究では、各種犯罪の中でも重大な事件に発展する可能性が高く、即時対応が重要な自動車を用いた拉致誘拐事案を検知し緊急通報を自動発信するシステムを検討する。実装にはスケルトン解析を用い、挙動認識の可能性について報告する。