抄録
H-045
自動色再現のための色票位置推定手法の改良
○山内俊明(神奈川工科大)
遠隔医療・電子商取引・遺跡や美術品の画像アーカイブからインターネット通販まで数多くの分野で、色再現が必要とされている。コストが無視できる場合には、マルチスペクトルカメラ等を用いて撮像時の照明条件に左右されない物体の分光反射率そのものを推定・記録することにより対象物体の色を忠実に再現することができる。色票を用いて撮像時の照明条件の影響を軽減する方法は、安価に実現できるため広く用いられている。しかし、撮影した画像内の色票位置を手作業でシステムに指示する必要がある。我々はこの手間を省くために、画像内の色票位置を推定する手法を提案した。本研究では、よりロバストな色票位置推定手法を検討する。