抄録
H-036
ボタン押し動作時のシルエット外接矩形を用いた本人認証
久芳瑠衣子・花岡駿介・岡本 翔・矢内浩文(茨城大)
本人認証のためのバイオメトリクス認証では,身体的特徴(静的特徴)を用いる方式が高い精度を実現しており,実用的にも多数の導入事例がある.ただし,その高精度が環境やユーザ状態に影響されることも少なくないため,その補完をするために,あるいは単独で新しい認証方式とするために,行動的特徴を用いる方式も盛んに研究されている.本研究では,ユーザの自然な動作の映像から認証する試みとして,ドアの前に立ち→チャイムを押し→元の姿勢に戻る一連の動作の映像をシルエット化し,その外接矩形情報の時系列からユーザに固有の特徴を抽出し,認証に利用できる可能性を検討した.