抄録
H-024
BoVWを用いた特定物体認識における投票関数に関する一考察
◎内田祐介・高木幸一・酒澤茂之(KDDI研)
本稿では、Bag-of-Visual Words (BoVW) に基づく特定物体認識の高精度化について検討を行う。これまで、Visual Wordに基づき対応付けられた局所特徴の組について、局所特徴間の近似距離を求め、一定以下の近似距離を持つ組のみを投票に利用することで高精度化を実現する手法が提案されている。本稿では、各Visual Wordの頻度に基づいて投票を行う局所特徴の組を調整する手法を提案し、実験により従来の距離に基づく手法に対する優位性を示す。