抄録
H-018
3Dカメラによる距離検出に関する一検討
山本一貴・内野智哉・桑原佑介・嶋 好博(明星大)
安全や交通効率の向上を目指し、自動車の運転支援システムなどの開発が近年盛んに行われている。車を安全かつ円滑に制御するためには、歩行者や車等を移動障害物として切り出し、その距離を予測することが重要である。本研究の目的は3D画像を用いて車までの距離を検出することである。 3Dデジタルカメラで車を撮影する。左右のカメラの光軸が交差する点を輻輳点と言う。輻輳点以遠では距離が遠くなる程左右のずれが大きく、輻輳点付近では左右のずれが小さい。左右の画像のずれの理論式を求め、目視で左右の画像のずれを測定し、理論値と比較評価した。さらに、ステレオマッチングにより左右画像のずれを自動検出し、車までの距離を求めた。