抄録
H-013
3次元特徴量を用いた構造表現による一般物体認識
堀 貴博(神戸大)・岩橋直人・中野幹生(ホンダRIJ)・有木康雄(神戸大)
一般物体認識とは,計算機が制約なしの実世界シーンの画像に含まれる物体を一般的な名称で認識することを指し,近年,ロボットビジョンや画像検索といった分野で,実現が強く求められている.本研究では,複数クラスの物体のクラス分類を目的とする.従来の研究では,画像を局所特徴量の集合と考えて,認識を行うものがほとんどであり,人間が物体を認識する上で,重要な要素である物体の構造が考慮されていなかった。そこで,提案手法では,深度センサを用いて物体のデプスを計測し,3次元特徴量を用いた構造で表現することで,これまでにない新しい一般物体認識を実現する.