抄録
H-012
SIFT特徴量の共起を用いた一般物体認識手法に関する基礎研究
◎下地竜雄馬・當間愛晃・赤嶺有平・山田孝治・遠藤聡志(琉球大)
本研究では、特徴量の共起を用いた一般物体認識手法の提案・実験を行う。近年の認識手法としては、SIFT特徴量を用いた BoF(Bag-of-Features)による認識手法が注目を浴びているが、画像中に含まれる複数の物体を検出・認識することは非常に困難である。本稿では、各クラスの物体検出を兼ねた認識手法として、SIFT特徴量の共起に基づいた特徴量を算出する。これにより頻出しやすい特徴量の傾向を獲得することができ、得られた共起情報を基に特徴量単位での分類を行うことができると考えられる。特徴量の共起を用いた一般物体認識手法を提案し、画像中に含まれる物体の検出・認識の精度を検証する。