抄録
G-012
手動車いす操作時の座圧分布の時系列解析
◎李 娜・堀 潤一(新潟大)
本研究では手動車いす操作時の座面と背もたれの圧力分布とトルクを計測し、乗り心地について評価することを目的とした。通常の着座状態で車椅子を操作する時の座圧分布の荷重値と接触面積を求めさせ、様々なクッションによる違いを解析した。次に、座面と背面の角度を保持したまま、その全体角度が変化し、ティルト状態で、圧力分布とトルクを計測し、解析した。その結果、通常状態と比べ、ティルト状態では、臀部にかかっていた荷重が背部に分散し、各クッションを使用した場合、姿勢を安定化させる効果があることが判明した。