抄録
F-041
SVM学習のためのデータサンプリング手法の提案
◎高橋 洸(東北大)・松本一則(KDDI研)・橋本和夫・徳山 豪(東北大)
近年のパターン認識の分野で分類器としてよく用いられるサポートベクターマシン(SVM)は,パラメータの扱いが容易であり,また未知のデータに対し優れた分類性能を発揮する.しかし学習に用いるデータのラベルは手作業で付与する必要があるため,限られたデータから学習を行う能動学習の枠組みが求められている.筆者らは、能動学習におけるデータサンプリング手法を検討し,より少ないデータから高精度のモデルを生成するための研究を行なっている.本稿では,既存手法を拡張したサンプリング手法を提案し,その実験結果について報告する.