抄録
F-017
SVMを用いた多変量2標本検定のパス追跡による高速化とその遺伝子群解析への応用
◎磯部浩太・石川勇太(名工大)・烏山昌幸(東工大)・泉 泰介・竹内一郎(名工大)
本研究では, サポートベクトルマシン(SVM) に基づく多変量2標本検定に ついて検討する. このアプローチにおいては, 統計量の帰無分布をラベ ル並べ替え演算により推定する必要があるため, SVM の学習(最適化) を 多数行わなくてはならない. 本稿では, これを効率的に計算するため, 階層型クラスタリングによるスケジューリングを用いてパス追跡を高速 化するアプローチを導入する. 提案アルゴリズムをマイクロアレイデー タの遺伝子群解析のタスクに適用し, その有効性を確認する.