抄録
E-051
共起頻度と略語形成パターンを用いた略語の自動推定
◎三輪貴大・浦谷則好(東京工芸大)
固有表現抽出,情報検索における網羅性等の向上に略語の活用が有効である.したがって自動的に略語を推定するシステムの有用性は明確である. そこで,形態素毎による省略文字の組み合わせによって生成した略語候補群に対して,略語形成パターンの特性を加味した略語推定手法を考案した.まず,元となる形態素から全ての略語候補を生成する.その後,Web上における原語と略語の共起頻度を算出し,略語形成パターンと共起頻度の特性により候補の削減を行うと共に,順位付けして推定を行う.本手法では,推定結果上位3件までを出力とする. 考案した手法の詳細と実験結果について報告する。