抄録
E-026
見出し生成における諺の意味とリズムの利用
◎海老澤弘明・天沼 博・松澤和光(神奈川大)
近年、インターネットの普及によりWeb上で多くのニュースサイトが見られるようになった。日常的に多くの情報を扱うニュースサイトでは、見出しの優劣がユーザの行動に大きな影響を与えている。一般的に人が流し読みで認識できるのは15文字程度と言われている。見出しはこの15文字の中に記事の内容が想像でき、なおかつ興味を引く言葉を詰め込めるかが重要である。そこで、見出しに諺を用いることで記事の内容を容易に短文で表すことができ、また、言葉の置き換えによる意味の変化によってユーザにインパクトを与えることができると考えた。本研究ではニュース記事の文章から機械的に諺を用いた見出しを生成するシステムを検討する。