抄録
E-012
日中機械翻訳のためのスーパー関数抽出における対訳辞書自動構築
李  楊・松本和幸・北 研二・任 福継(徳島大)
日本語の動詞の変化(過去型や否定型、疑問、受身、使役形)により、 中国語の訳文は大きく変化するので、動詞を変化させる助動詞を定数とすることで、各スーパー関数に対応する対訳辞書が必要となる。 提案する辞書構築手法は、2種類の機械翻訳APIを利用し、更に日本語と中国語の単語の英語訳も利用する。英語訳を導入したことによって、単語がマッチしやすくなり、スーパー関数の数も大幅に減らすことができる。 提案した辞書構築手法を用いて、スーパー関数自動抽出実験を行い、単語のマッチ数およびスーパー関数の数の比較を行う。