抄録
E-010
コーパスを利用した自然言語研究・学習・教育支援システムの開発に向けたRDBMSの評価
◎藤野玄大・坂本泰伸・三浦宏太・伊藤裕基・奥田悠介(東北学院大)
自然言語研究の分野では,大量の英文書とそれに付随する属性情報が登録されたコーパスと呼ばれる電子化された言語情報資源が利用されている.研究者や学習者,教育者はコーパスに含まれる英文書の単語の並びや文書に付与されている属性情報に注目した解析を行い,その結果を基にして自身の研究や学習を進めることが可能である.そのため,英文書を構成する文や単語といった階層構造及び,属性情報を柔軟に管理することが重要となる.我々は,解析に利用される英文書と属性情報をRDBMSを用いて管理することにより,これらの活動の支援を目的としたシステムの開発を進めており,英文書及び属性情報の管理手法の設計と評価について述べる.