抄録
D-020
内容の同一性を考慮した類似ユーザ群のWebページタギングに基づく意味情報抽出
伊藤真也・原田史子・島川博光(立命館大)
 一般の検索エンジンは,ユーザが入力するキーワードに基づいて検索する.同一キーワードであっても,ユーザによってその言葉の使い方は異なる.キーワードの個人にとっての使い方を考慮できれば,より有益な情報を提示できる.  本論文では,嗜好の類似するユーザ群内のソーシャルブックマークにおけるタグ付与から,個人の言葉の使い方を抽出する手法を提案する.本手法では,まずWebページを内容の同一性に基づいて分類する.各分類と当該分類内の各Webページに付与されるタグに着目して,各タグの名前として用いられている言葉の使い方を抽出する.内容の同一性を考慮することで,従来よりも高精度な言葉の使い方抽出が期待できる.