抄録
D-008
ストレージ階層仮想化機能におけるアクセス頻度の低OVHな採取方法
今崎美保・圷 弘明・大平良徳・須藤 梓・江口賢哲(日立)
年々データ量の増加が進む一方で、IT投資額の増加が見込めない問題がある。このため企業では、アクセス頻度に応じて適切なストレージ階層(高速なメディア(記憶媒体)や安価で低速なメディア)にデータを格納することで、データの保持コストを削減したいというニーズが高まっている。このニーズに応える一手段として、ストレージ領域のアクセス頻度の偏りに着目し、ストレージが自動的にデータのアクセス頻度を監視し、適切な階層を判定して格納するストレージ階層仮想化機能を開発した。本報告では、大量のアクセス頻度情報をストレージ内でI/O処理性能に影響を与えずに、低OVHで採取する方法に関する検討内容について述べる。