抄録
D-004
弁証法論理再構築
○高原利生(所属なし)
1.矛盾は、世界の構造と変化を近似するための単位である。矛盾を、運動をもたらす相互作用と定義する。矛盾の対象を、客観的事実と人間の行動、思考の全運動とする。 2.矛盾の型の分類根拠を述べ、分類を行った。 1).矛盾を、従来の自律矛盾と、行為または思考を起動する矛盾に分けた。後者を「物理的矛盾」「技術的矛盾」(良い用語でないがTRIZの用語を流用する)と一体(型)矛盾に分類した。 2)もう一つの矛盾分類は、一オブジェクト一属性の二値で表現される矛盾は、差異解消であること、一オブジェクトまたは二オブジェクトの二属性で表現される矛盾は、両立または共有であることである。 3.矛盾の法則の見直しをまとめた。