抄録
B-044
安全な組込み用OSの試作 : セパレーションカーネルに基づくセキュリティ機能の検討
望月祐希・野口健一郎(神奈川大)
本研究室では、安全な組込みシステムを実現するために、セパレーションカーネルベースのオペレーティングシステム(OS)を試作中である。このOSに、セパレーションカーネルが満たすべき基準として米国National Security Agencyが定義するSeparation Kernel Protection Profileを参考に、資源(プロセス、メモリ、デバイス)のより明確な分類、その資源に対するより明確な情報の流れの制御、ファイルアクセス権限の種類追加などのセキュリティ機能の検討および試作を行った。