抄録
B-038
CUDAプログラミングのためのプロファイリングと最適化支援
○大橋拓也・桑原寛明・國枝義敏(立命館大)
本稿では,開発者がCUDAプログラムを作成するさいに,プログラムを最適化するコストを削減することを目的として,CUDAプログラミングの開発支援手法を提案する.CUDAプログラムにおいて,グローバルメモリへのアクセスはプログラムの性能を低下させる要因となりやすい.提案手法は,グローバルメモリへのアクセスをプロファイリングすることで,コアレッシングされないグローバルメモリへのアクセスを検出する.コアレッシングされない原因をスレッドとアドレスの関係図を用いてユーザに提示する.コアレッシングされるカーネル関数の修正案を提示することでユーザのプログラム開発を支援する.